レッスン 18

投稿してみよう&投稿前の諸注意

作品の公開方法と著作権・権利関係の注意点を学びます

学習動画

💡動画をピクチャインピクチャ機能で再生しながら、学習を進めてください。

📢 作品を世界に発信しよう

AIで作った作品が完成したら、SNSやコミュニティで公開してみましょう。あなたの作品が誰かにインスピレーションを与えるかもしれません。

🌐 主な投稿先

  • X(旧Twitter):手軽にシェアでき、幅広い層にリーチできる
  • Instagram:画像・動画作品の投稿に最適
  • YouTube:動画作品の長期的な保存と共有に適している
  • Discord(すごいAI道場):コミュニティメンバーからフィードバックをもらえる
  • TikTok:短尺動画で若年層にアプローチできる

💡 投稿のコツ

  • 作品の制作プロセスや工夫した点も一緒に説明すると反応が良くなる
  • ハッシュタグを活用して、同じ興味を持つ人に届きやすくする(#AI生成 #AIアート など)
  • 初めての投稿は完璧を求めず、気軽に公開してみる

⚖️ 投稿前に必ずチェック:著作権と権利関係

AI生成コンテンツを公開する際は、法的・倫理的な観点から注意が必要です。トラブルを避けるため、以下のポイントを必ず確認してください。

1. 著作権侵害に注意

  • 有名キャラクターや商標を無断使用しない:ディズニーキャラクター、ポケモン、アニメキャラなどを生成して公開するのは著作権侵害のリスクがある
  • 実在の人物の肖像権:特定の芸能人や公人の顔をAIで生成して公開する場合、肖像権・パブリシティ権の問題が生じる可能性がある
  • 既存作品のコピーではないか確認:AIが学習データから既存作品に酷似したものを生成する場合がある
  • 音楽の著作権:AI生成音楽でも、既存の楽曲に似ている場合は著作権侵害になる可能性がある

2. 必ず「AI生成」であることを明記する

AI生成コンテンツを投稿する際は、「AI生成した」「AIを使用」などの表記を明示することが重要です。

  • 透明性の確保:視聴者・読者が「これはAIが作ったものだ」と理解できるようにする
  • 信頼の構築:AIを隠すのではなく、正直に開示することで信頼を得る
  • 誤解の防止:人間が作ったと誤認されることで、後からトラブルになるのを避ける

推奨される表記例

  • 「この画像はAI(Gemini Imagen)で生成しました」
  • 「動画はSoraとMidJourneyを使用して制作」
  • 「音楽はSunoで生成し、ShotCutで編集しました」
  • 「#AI生成 #AIアート」などのハッシュタグを活用

🎭 AI生成 vs 人間の創造:価値の違いを理解する

現実として、多くの人は「AI生成されたもの」よりも「人が作ったもの」を重んじる傾向があります。これを理解したうえで、どう発信するかを考えましょう。

なぜ人間の創造が重視されるのか

  • 感情と経験の差:人間の創作には、その人の人生経験・感情・苦労が込められている
  • 技術と習熟の価値:何年もかけて磨いた技術には、AI生成にはない価値がある
  • オリジナリティの源泉:真に独創的なアイデアは、人間の創造性から生まれると考えられている

🎵 具体例:音楽の価値の違い

音楽を例に考えてみましょう:

  • AI生成音源:誰でも簡単に作れる、量産可能、個性が薄い
  • 録音されたCD:プロが時間をかけて制作、何度も聴ける、高品質
  • ライブ演奏:その場でしか味わえない、演奏者の息遣いや感情が伝わる、一期一会の体験

この順で「価値」が高まっていくと感じる人が多いのではないでしょうか?

🛡️ 過去の人間による創作を守るために

AIツールが普及した今、新たな問題が生まれています:「昔作ったものも、どうせAIでサクッと生成したんでしょ?」と誤解されるリスクです。

問題の本質

あなたがAI登場以前に、何年もかけて磨いた技術で作り上げた作品があるとします。しかし、現在それを公開すると…

  • 「これ、AIで作ったんじゃない?」と疑われる
  • 「今どき誰でもAIで作れるよね」と軽く見られる
  • 過去の努力・時間・情熱が否定されてしまう

✅ 対策:明確に区別する表記を心がける

自分の創作物が誤解されないよう、「これは自分で作った」「これはAIで生成した」を明確に区別して示すことが重要です。

推奨される表記方法

  • 人間が作ったもの:「これは手描きです」「自分で演奏しました」「○年かけて制作しました」と明記
  • AI生成したもの:「この画像はAI生成です」「Sunoで作曲しました」と明記
  • ハイブリッド作品:「イラストは手描き、背景はAI生成」のように、どの部分がどちらか明示
  • 制作過程を公開:タイムラプス動画、下書き、制作風景などを残しておくと証明になる

📸 証拠を残す習慣をつける

将来のために、今から以下の習慣をつけておくと良いでしょう:

  • 制作過程を記録:下書き、途中経過、完成までのプロセスを写真や動画で残す
  • タイムスタンプの活用:作品ファイルの作成日時、SNS投稿日時が証拠になる
  • ポートフォリオサイトの活用:「これは2020年に手描きで制作」のように時期を明記
  • メイキング動画の公開:自分が実際に作っている様子を見せることで、信頼性が高まる

🤔 本物の人間の声、聞いてみたくなりませんか?

ここまで動画を見てきて、気づいたことはありませんか?

岸本がちゃんと喋っている動画を見ていると、「なんかAIじゃなくて、ちゃんと人間が喋ってるから聞こう」という気持ちが湧いてきませんでしたか?

💭 これが、人間の創造が持つ「温度」です

AI音声や自動生成されたコンテンツと、本物の人間の声・表現には、決定的な違いがあります。

  • 感情の揺らぎ:完璧ではない、だからこそ伝わる感情
  • リアルな存在感:「この人、本当にここにいる」という実感
  • 信頼感:AIではなく人間が語ることで生まれる信頼

AIを使いこなすことは重要ですが、同時に「人間らしさ」の価値も理解しておきましょう。

📝 まとめ:賢く、誠実に発信しよう

AI生成コンテンツを公開する際は、以下のポイントを守りましょう:

  • 著作権・肖像権を侵害しない:有名キャラクター、実在人物の無断使用は避ける
  • 「AI生成」と明記する:透明性を保ち、誤解を防ぐ
  • 人間の創造を軽視しない:AIと人間の価値の違いを理解する
  • 過去の自作品を守る:「これは自分で作った」「これはAI生成」を明確に区別
  • 制作過程を記録する:将来の証拠として、メイキングやプロセスを残す
  • コミュニティで共有する:Discordで作品を発表し、フィードバックをもらおう

🚀 次のステップ

レッスン19では、「すごいAI道場」のDiscordコミュニティへの参加方法を学びます。あなたの作品を仲間と共有し、一緒に成長していきましょう!