音楽生成AIで、サウンドトラックを作ろう
音楽の知識がなくても、プロ並みのBGMや楽曲を生成できる時代が来ました。あなたの動画作品に、オリジナルの音楽を添えることができます。音楽生成AIは、クリエイティブな表現の最後のピースです。
このレッスンで学ぶこと
- Sunoで高品質な音楽を生成
- ShotCutでの音楽編集の基本
- 音楽理論を学んで指示を的確に(SoundQuest)
- おまけ:なぜか尺八の話
Suno:音楽生成AIの決定版
Sunoは、現在最も人気のある音楽生成AIです。ジャンルを問わず、あらゆるスタイルの音楽を生成できます。
Sunoの特徴
- 幅広いジャンル対応:ポップ、ロック、クラシック、ジャズ、エレクトロニカ、和風など
- 歌詞も生成可能:メロディだけでなく、歌詞付きのボーカル曲も作れる
- 商用利用可能:有料プランで、生成した音楽を商用利用できる
- 直感的な操作:テキストで指示するだけで、数分で音楽が完成
Sunoの使い方
- Sunoの公式サイトにアクセス(「Suno AI」で検索)
- プロンプトを入力(例:「アップテンポなポップスソング、明るく楽しい雰囲気、ギターとドラム」)
- 歌詞の有無を選択(インスト希望なら「Instrumental」を選択)
- 生成ボタンをクリックして待つ(数分で完成)
- ダウンロードして、動画やプロジェクトに使用
💡 プロンプトのコツ
音楽のプロンプトは、以下の要素を含めると良い結果が得られます:
- ジャンル:ポップ、ロック、クラシック、ジャズ、エレクトロニカなど
- テンポ:アップテンポ、スローテンポ、BPM指定(例:120BPM)
- 楽器:ピアノ、ギター、ドラム、ストリングスなど
- 雰囲気:明るい、悲しい、ドラマティック、リラックスなど
有料版の強力機能:ステム分離
Sunoの最新版に課金すると、一括で生成された完成品の音楽を楽器ごとに分離した音源(ステム)に分けたり、個別に編集したりできるようになります。
🎸 ステム分離の活用例
- バンド練習用トラック:メンバーごとに「自分のパート以外が完成された練習用の曲」を配布できる。ギタリストにはギター抜きの音源、ドラマーにはドラム抜きの音源、といった使い方が可能
- 欠席メンバーの補完:当日欠席のメンバーのパートだけを流して、残りのメンバーが生演奏で合わせるといった使い方もできる
- リミックス・アレンジ:特定の楽器だけ差し替えたり、音量バランスを細かく調整したりと、本格的な音楽制作にも活用できる
音楽編集:ShotCutでカット&結合
生成した音楽を、動画に合わせて編集する必要があります。前のレッスンで紹介したShotCutは、音楽編集にも使えます。
ShotCutでできる音楽編集
- カット:不要な部分を切り取る
- 結合:複数の音楽を繋げる
- フェードイン/フェードアウト:音楽を滑らかに始める/終わる
- 音量調整:BGMとナレーションのバランスを調整
- 動画と合成:動画に音楽をつける
🎵 基本的な編集手順
- ShotCutで音楽ファイルを読み込む
- タイムラインに配置
- 不要な部分をカット(「S」キーで分割)
- フェードイン/アウトのエフェクトを追加
- 書き出して完成
詳しい操作は動画や、YouTubeで「ShotCut 音楽編集」と検索すると、たくさんのチュートリアルが見つかります。
音楽理論を学んで、指示を的確に
音楽生成AIに的確な指示を出すには、基本的な音楽理論を知っておくと非常に有利です。難しそうに聞こえますが、実は楽しく学べる方法があります。
SoundQuest:音楽理論を楽しく学べるサイト
SoundQuestは、音楽理論を視覚的・直感的に学べる素晴らしいサイトです。AIとは全く関係ありませんが、音楽を理解する上で非常に役立ちます。
SoundQuestで学べること
- 音階(スケール)とコードの仕組み
- リズムとテンポの基礎
- 調性(キー)の概念
- 音楽ジャンルごとの特徴
音楽理論を学ぶと、Sunoへのプロンプトがより具体的になり、思い通りの音楽が生成しやすくなります。例えば「Cメジャーの明るい曲、4/4拍子、BPM120」といった指示ができるようになります。
音楽理論を学ぶメリット
- AIへの指示が的確に:「メジャーコード」「マイナーコード」などの用語を使えるようになる
- 音楽の聴き方が変わる:好きな曲の構造が理解できる
- 楽器演奏への興味:音楽を作るだけでなく、演奏もしたくなる
おまけ:尺八を始めてみる?
音楽理論を学んで、音楽生成AIで作品を作っていると、不思議なことに「自分でも楽器を演奏したい」という気持ちが湧いてくることがあります。
もしそう感じたなら、尺八をおすすめします。「え、なんで尺八?」と思うかもしれませんが、理由があります。
🎋 尺八をおすすめする理由
- 手頃な価格:プラスチック製なら15,000円程度で購入可能
- 手入れが簡単:プラスチック製は割れたり歪んだりしない
- 独特の音色:和風の雰囲気が簡単に出せる
- シンプルな構造:穴が5つだけで、覚えやすい
- 深い世界:シンプルだが奥が深く、長く楽しめる
ちなみに、尺八で演奏した音をSunoに聴かせて「この雰囲気でもっと壮大な曲を作って」と指示することもできます。AIと人間の演奏を融合させた作品を作るのも面白いですよ。
※注意:これは完全に個人的なおすすめであり、音楽生成AIとは直接関係ありません。でも、音楽を生成するだけでなく、自分で演奏する喜びも知ってほしいという思いから紹介しました。
実践:オリジナル音楽を生成しよう
学んだ知識を活かして、実際に音楽を生成してみましょう。
ステップ1:Sunoでインストゥルメンタル曲を生成
- Sunoにアクセス
- プロンプト:「アップテンポなポップス、ピアノとギター、明るく楽しい雰囲気、BPM120」
- 「Instrumental」を選択
- 生成ボタンをクリック
- 生成された音楽を聴いて、気に入ったらダウンロード
ステップ2:ShotCutで編集
- ShotCutで音楽ファイルを読み込む
- タイムラインに配置
- 不要な部分をカット(「S」キーで分割)
- フェードインとフェードアウトを追加
- 書き出して完成
ステップ3:動画と合成
- 前のレッスンで作成した動画をShotCutで開く
- 編集した音楽をタイムラインに追加
- 音量を調整(動画の音と音楽のバランス)
- 書き出して、音楽付き動画の完成!
🎼 チャレンジ課題
異なる雰囲気の音楽を3曲生成してみましょう(明るい曲、悲しい曲、ドラマティックな曲)。それらを前のレッスンで作った動画の各シーンに合わせて使ってみてください。音楽が変わるだけで、動画の印象がガラッと変わることを体験できます。
まとめ
音楽生成AIは、あなたのクリエイティブな作品に最後のピースを加えます。Sunoで高品質な音楽を生成し、ShotCutで編集し、動画と合成することで、完全なオリジナル作品が完成します。
音楽理論を学べば、さらに的確な指示ができるようになり、思い通りの音楽を生み出せます。そして、もし興味が湧いたら、尺八でも何でも、実際に楽器を演奏してみてください。AIと人間の創造性を融合させることで、新しい表現の可能性が広がります。
次のレッスンでは、作成した作品をSNSなどに投稿する際の注意点について学びます。