個人事業主か法人か
起業する際、まず決めるのは個人事業主として始めるか、法人を設立するかです。
結論:まずは個人事業主がおすすめ
法人化は年間収益が500万円程度になってから検討すれば十分です。最初から法人を作ると手間とコストがかかりすぎます。
個人事業主のメリット
- 開業が簡単:紙2枚を税務署に提出するだけ
- 費用ゼロ:開業にお金がかからない
- 会計が簡単:確定申告も比較的シンプル
- すぐ始められる:今日提出すれば今日から起業家
法人のメリット(収益が大きくなったら)
- 税制面の優遇:一定額以上の収益で税率が有利に
- 社会的信用:取引先からの信頼度が高い
- 経費の範囲:認められる経費の幅が広い
個人事業主として開業する
驚くほど簡単です。必要なのはたった2枚の書類だけ。
提出書類
1. 開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)
- 事業を始めることを税務署に知らせる書類
- 開業から1ヶ月以内に提出(実際は遅れても問題なし)
2. 所得税の青色申告承認申請書
- 青色申告で最大65万円の特別控除を受けるための書類
- 開業から2ヶ月以内に提出
- 節税効果が大きいので必ず提出しよう
提出方法
- 窓口持参:管轄の税務署に直接持っていく
- 郵送:管轄の税務署に郵送(控えの返送用封筒も同封)
- e-Tax:オンラインで提出(マイナンバーカード必要)
これだけで、あなたは起業家です。おめでとうございます!
日常の会計管理
起業したら、お金の流れをきちんと記録する必要があります。
やよいの青色申告オンラインがおすすめ
特徴
- 初年度:完全無料
- 次年度以降:年額約12,000円
- 操作が簡単で初心者でも使いやすい
- 確定申告書の作成まで自動化
日々の記録
- 収入:売上が発生したら記録
- 支出:事業に関連する支出を記録
- レシート保管:経費のレシートは必ず保管(7年間)
必要経費にできるもの
- 事務所の家賃(自宅兼用の場合は按分)
- 通信費(スマホ、ネット回線)
- 交通費、打ち合わせの飲食費
- 書籍、ソフトウェア、サブスクリプション
- 広告宣伝費
💡 AIの活用
「あなたは税理士です。[この支出]は個人事業主の経費として認められますか?」とAIに聞いてみましょう。基本的な判断の参考になります。
確定申告
毎年2月16日〜3月15日に、前年の所得を申告します。
青色申告のメリット
- 65万円の特別控除:課税所得から65万円引ける(e-Taxの場合)
- 赤字の繰越:損失を3年間繰り越せる
- 専従者給与:家族への給与を経費にできる
やよいの青色申告で簡単に
日々の記帳をきちんとしていれば、確定申告書はほぼ自動で作成されます。
- 会計ソフトで「確定申告書作成」をクリック
- 質問に答えていくだけで完成
- e-Taxで提出(またはPDF印刷して郵送)
不明点はAIに相談
「あなたは経験豊富な税理士です。青色申告の[具体的な質問]について教えてください」と聞けば、基本的なことは教えてもらえます。ただし、複雑なケースは実際の税理士に相談しましょう。
事業を辞める時
もし事業を辞めることになっても、手続きは簡単です。
廃業届を提出
- 個人事業の開業・廃業等届出書を提出
- 今度は「廃業」にチェックを入れて提出
- これだけで完了
起業も廃業も、驚くほどシンプルです。だから、気軽に挑戦できるのです。
法人化を検討するタイミング
年間収益が500万円前後になったら、法人化を検討しましょう。
法人化の目安
- 年間収益500万円以上:税制面でメリットが出始める
- 従業員を雇う予定:社会保険の面でメリット
- 大きな取引先:法人でないと取引できない場合
法人化の手続き
司法書士や行政書士に依頼するのが一般的(費用:20〜30万円程度)。AIに相談しながら自分でやることも可能ですが、時間がかかります。
実践のコツ
- 今すぐ開業届を出す:副業でも提出OK
- やよいの青色申告を使う:初年度無料、簡単
- 経費のレシートは必ず保管:節税の基本
- 不明点はAIに相談:税理士役で質問する
- 複雑な場合は専門家へ:税理士は月1〜3万円程度
💡 今すぐ始めよう!
開業届と青色申告承認申請書をダウンロードして、記入してみましょう。わからないことがあればAIに聞きながら進めれば、30分もあれば完成します。